2017年6月26日月曜日

フィルム体験会

ご無沙汰しています。院生Bです。今回はフィルムのその後についてご報告いたします。
筑波大学写真部にフィルム現像が復活したのがこの春、そして5月には印画紙へのプリントもなんとか復活しました。
今年の写真部は部長さんたちが新歓を頑張ったおかげでなんと40人超の大世帯になりました。
ここまで未経験者ばかりだったフィルム写真チームですが、新入生に高校の写真部でフィルム現像を経験していた人が何名か加わりました。
また、前回フィルム復活の報を掲載したあとにOBさんからご連絡がありフィルム現像・プリントの用品を寄贈していただきました。最近は用品も高騰しているので本当にありがたいお話です。
ブログで情報を発信することの重要性を再認識させられます。
さて、おおくの方々のご尽力のもと息を吹き返した暗室、これからどうしようか。
今年の大学1年生は1998年生まれ、もしかしたら幼稚園の思い出すらデジタル写真だったかも、という世代です(実は92年生まれの私もフィルムカメラで撮られた記憶があまりないのですが……)
口頭で声をかけても反応はイマイチ、このままではせっかくの暗室がまた物置に戻ってしまう……
いろいろと議論を重ねた結果、部内で定期的にフィルム写真の体験会を開くことにしました。
このたび、その第1回目が開催されました。
集まったのは新入部員2名、去年からの部員4名、大学構内を歩きながらモノクロフィルムを1本撮影したあと現像、プリントを行いました。

梅雨ぐもりのさえない天気もモノクロならばなんのその、手間のかかる焦れったさも愛おしく、充実したひとときを過ごせました。
新入部員のひとりは、暗室のオレンジ色のライトに「むかしの映画で見たことある!」と大興奮、言われてみればサスペンスドラマで探偵が風呂場で印画紙現像してる場面、見たことあるような無いような。
最近では写ルンですが流行したりチェキがぐんぐん売上を伸ばしたり、少しずつフィルムが注目されているようです。
写りすぎない良さ、味がある、雰囲気がいい、なんて言われていますが、あまりデジタルと区別しすぎず、もっともっと気軽に撮ったら良いんじゃないかと思っています。
一番の問題は学生のお財布にはキビしくなり始めたフィルム価格ですが写真部では集団のメリットを活かして何とか出費を抑えてゆくことはできそうです。
規模も設備も拡がった今年の筑波大写真部、夏はますます楽しくなりそうです。

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